普段、日本でも交通費を節約するために自転車を活用しています。山手線の内側であれば自転車移動が基本です。
今回は、あまり目的も決めていない一人旅なので、普段の自転車生活を台湾旅行にも持ち込んで、台湾のレンタサイクルであるYouBikeを大いに活用してみることにしました。
登録には、EasyCard（悠遊カード）と台湾の携帯電話番号が必要です。旅行者など携帯電話番号が無い場合は、クレジットカードでも登録できますが、私は前回の旅行時にSIMカードを購入し、それについていた携帯電話番号でEasyCardに登録済みでしたので、チャージで利用が可能でした。旅行の度に登録しなくていいのが良いですよね。
借り方はとても簡単。登録したカードをステーション（駐輪場）の機械にタッチするだけ。30分間は10元で利用できます。地下鉄の初乗りが20元なので、近い距離だったらYouBikeを使う方が、かなりお得です。
とは言っても、台北の地図なんて頭に入っていないよ～という方も多いはず。そんな人には、ぜひスマホアプリを入れておくことをお勧めします。これで地図に現在地と目的地最寄りのステーションを表示させて移動することが可能です。
私はかなり方向音痴なので、かなりこのアプリに助けられました。今ステーションに使える自転車が何台あるのかも確認できます。
順調にYouBikeを使って節約しながら移動したいたのですが、最終日、自転車でホテルに戻って預けておいた荷物をピックアップして台北駅に向かうところで、ちょっとしたアクシデントが起きました。
ホテル近くの中山駅の停車場には自転車がいっぱいで、戻すラックが無かったのです。
どうやらシステムの一部で障害が発生しているらしく、借りようとしている方が借りられず、何度も試してエラーで諦めて帰っていきます。
そのため、自転車を出庫する人がいないので、返そうとしている私たち数名がずっと待ちぼうけの状態です。私はインタウンチェックインの時間が迫っていて焦りまくっていたのですが、10分待っても20分待っても状況が変わらないのです。
その時、同じ状況で待ちくたびれていた40～50代の女性が話しかけてきました。
何を言っているのかわからなかったので「I'm Japanese.」と言ってみたら、その女性が周りの人にも何やら言ってくれています。
そうこうしていると、たった1台だけラックがあき、周りの方々が私の自転車を優先的に返却させてくれたのです。クレジットカードがどうのこうのと言っていたので、クレジットカードを登録している人だけの障害で、チャージ式の人は借りられたということのようです。
無事、自転車を返却して、走ってホテルに戻り荷物をピックアップして台北駅に向かったらインタウンチェックインの締切り5分前でした。
日頃から台湾人はいい人と感じて台湾にはよく訪れるのですが、さらに台湾が好きになる出来事でした。
ではでは。
