そのお店、阿江炒鱔魚は、戦後日本の闇市に入り込んだようでした。さすがに、闇市は見た事ありませんが、そんな風に思えるお店だったのです。
まず、店主の前に積まれた血に染まった物体。これが台南名物のタウナギのようです。悪魔と生贄のように見えます・・・でも、これが旨いんです!
鱔魚というのが田ウナギのことだそうです。田ウナギは淡水魚で鰻とは違い、日本ではあまり食べられていないとのこと。でも、体に良いそうですよ。
こちらが私たちの頼んだ汁麺。他に、ヤキソバもあります。美味しいと言われても、食べるのに勇気がいる見た目です。
食べてみると、ニンニクが良く効いていて、味つけはウスターソースのような甘じょっぱくて、初めて食べた味でした。田ウナギもクセがなく美味しかったです。
20時過ぎに訪れましたが、お店はかなり混みあっていました。皆さん、雑然と並んでいるようですが、きちんとお店の人が把握してくれて、5分くらいで座れました。
日本人もいましたが、ほとんどのお客さんは地元の方のようです。
ちょっと強面の店主ですが、以外と愛想が良く、私たちが観光客だとわかると、嬉しそうにしておりました。
この看板が目印です!
ちょっと怖いけど、美味しいお店でした。
ではでは。